2011年12月15日木曜日

西美濃三十三霊場第13番札所

西美濃三十三霊場第十三番札所
渓徳山洞泉寺(とうせんじ)
所 在 岐阜県揖斐郡揖斐川町小津678
宗 派 臨済宗
本 尊 聖観音
創 建 不詳
開 基 天文年間(約450年前)に小川但馬守により中興


洞泉寺は揖斐郡久瀬村(現揖斐川町久瀬)の山の中にあります。大垣市からは約33㎞ですから、車なら1時間くらいは見ておきたいです。養老鉄道の揖斐駅からでも約17㎞ありますから遠いです。
国道303号を北上しますが、久瀬トンネルを出たところで右折して脇道に入り、そこから小津の集落までは4㎞ほどです。
13番霊場の碑

洞泉寺の由緒については天文年間(1532~1554)ころまでは天台宗で、小津村に住んでいた小川但馬守の菩提所であるという書付が残っています。但馬守が小津村を引き払って後、一時寺は荒れました。
寺へ登る階段、山の中ですねえ
宝安という住職のときに禅宗妙心寺派に転宗し、文禄年間(1593~1596)、渓徳山洞泉寺という寺号に改め、万治3年(1661年)に西岩という住職が方丈を建立して現在の寺の基礎が成立したとのことです。


寺は小津集落を見降ろす高台にあり、眺望は上々。ここまで来ると「奥まで来たなあ」という感じですね。建物の年代は勉強不足ではっきりしませんが、ややひなびた風情は、山の中の寺にふさわしい雰囲気です。


国道303号をさらに20㎞ほど北上すると、日本一のロックヒルダム「徳山ダム」があります。揖斐川をせき止めたこのダムには、浜名湖の2倍と言われる6億6000万立方メートルもの水を貯めることができます。平成20年5月から本格運用が開始され、西美濃地方の治水に絶大な効果をもたらしています。

近くには藤橋城プラネタリウムやキャンプ場もありますし、秋は見事な紅葉も見られます。日帰り観光スポットとして今後は人気が高まっていくでしょうね。アユやアマゴ、岩魚など清流にすむ魚料理のお店も多いですし。
川魚料理店の看板 揖斐ならではのデザインです

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