2012年6月24日日曜日

西美濃三十三霊場第26番札所


西美濃三十三霊場第二十六番札所

志津山善教寺(ぜんきょうじ)

所 在 岐阜県海津市南濃町志津1729 

宗 派 浄土宗

本 尊  阿弥陀如来十一面観世音菩薩

創 建 元禄十三年

開 基 聴誉和尚


 善教寺は海津市南濃町の養老山ろく、山と緑にひっそりと包まれた質素な寺です。周りには民家など一切なく、南濃みかんの畑が点在しています。

二十六番霊場の碑

 木々に囲まれた参道は深山の雰囲気さえ感じ、俗世から仏の世界へのトンネルであるかのようです。結界を通り過ぎるというイメージぴったり。



 善教寺は大垣藩主戸田氏西(うじあき)の遺言で、元禄13(1700)年大垣円通寺聴誉和尚が建立しました。志津山東向院善教寺と称し、氏西公の木造を祀っています。
 うっそうとした木々の下に苔むして山門が建っています。 



 静かな境内には、水音聞こえる岩肌の下に池を配した庭が造られていて、綺麗に手入れされています。

本堂です

 


 本堂横には十二支の守護佛を納めた御堂が建ち大きな佛が並んでいます。ほかにも格式を感じる鐘楼が在るんですが平成24年現在は修理中です。




 志津三郎兼氏は、正宗の弟子といわれる日本刀の名匠です。南濃町志津の鍛冶ヶ谷に住居し、鍛刀に精進しましたが、康永2年(134367歳で没しています。住居跡は山崩れで形を変えてしまいましたが、有志によって昭和30年(1955)善教寺境内に顕彰碑が建立されました。


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