西美濃三十三霊場第二十六番札所
志津山善教寺(ぜんきょうじ)
所 在 岐阜県海津市南濃町志津1729
宗 派 浄土宗
本 尊 阿弥陀如来十一面観世音菩薩
創 建 元禄十三年
開 基 聴誉和尚
二十六番霊場の碑 |
木々に囲まれた参道は深山の雰囲気さえ感じ、俗世から仏の世界へのトンネルであるかのようです。結界を通り過ぎるというイメージぴったり。
善教寺は大垣藩主戸田氏西(うじあき)の遺言で、元禄13(1700)年大垣円通寺聴誉和尚が建立しました。志津山東向院善教寺と称し、氏西公の木造を祀っています。
うっそうとした木々の下に苔むして山門が建っています。
静かな境内には、水音聞こえる岩肌の下に池を配した庭が造られていて、綺麗に手入れされています。
本堂です |
志津三郎兼氏は、正宗の弟子といわれる日本刀の名匠です。南濃町志津の鍛冶ヶ谷に住居し、鍛刀に精進しましたが、康永2年(1343)67歳で没しています。住居跡は山崩れで形を変えてしまいましたが、有志によって昭和30年(1955)善教寺境内に顕彰碑が建立されました。
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