2011年11月16日水曜日

西美濃三十三霊場第5番札所

西美濃三十三霊場第五番札所
瑞巖山天喜寺(てんきじ)
所 在 岐阜県大垣市上石津町一之瀬1316- 
宗 派 臨済宗妙心寺派
本 尊 観世音菩薩
創 建 伝・天喜1057年)
開 基 伝・天台の僧玄良

第4番までは西美濃でも北の揖斐郡に集中していましたが、第5番霊場の天喜寺はまったく方向違いの大垣市上石津町にあります。6番からはまた揖斐郡に戻るのですが、どうして5番だけこの順になったのかは残念ながらまだ調査できていません。
第5番霊場の碑
 大垣駅から約18㎞のところですから、車でも25分くらいかかります。関ヶ原インターからは約6㎞。最寄駅のJR関ヶ原駅からは約7㎞なので歩くと1時間半以上かかるでしょう。寺は山裾に抱かれるように建っています。

登り口です 雰囲気がありますよね

寺伝によれば、1057天喜5年)、天台宗天台の僧玄良が隠栖の地として、源頼義の協力で創建されたということです。寺院の名はこの時の元号からつけられたものです。

山門です 堂々としています
貞治5貞治1366年)、雙桂定巖禅師により臨済宗妙心寺に改宗しています。
本堂がしっとりとした実に美しい姿をしています。素人の写真でも素晴らしい建物だということが分かっていただけるでしょう。
奈良の古刹の金堂を思わせる本堂 美しい姿です(絵葉書みたい)
 山号は瑞巖山。ひときわ高く古びた山門、安定感のある落ち着いた本堂と静かな庭園など禅寺特有の風格を備え、堂内には定厳和尚の坐像や円空仏などの文化遺産も多く残されています。


鐘楼


庭もよく手入れされています

文化財などの紹介
近くの牧田川の多良峡は、夏になると水遊びやキャンプ、バーベキューなどで賑わいますが、そうした喧騒から切り離された空間として静かに存在する天喜寺。一度は寄ってみたい名刹です。

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